会越国境 叶津川餅井戸沢その2

 早起きして出発します。
 朝の決まり事はいつもの通りです。
 振り返ると渓からの景色がきれいです。
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 今日の核心は10m滝の巻きです。
 1時間程で滝の下に到着します。
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 左岸を巻き始めます。
 草付きでつるつる滑りなかなか登っていけません。セオリーはわかっていますが、つかむ草も次々と抜けて私を支えてくれません。やっと5m程登った所で子供が滑り台の斜面を登れずに落ちるように3m程ずり落ちてしまいます。何か情けない感じに襲われます。
 仕方ないのでピンソールを試してみます。少し楽に登れるようになります。早く付ければ良かったと思います。
 やっとの事で灌木帯に届きます。しかし、その後、灌木が密でなかなか進みません。それでも登って行くと岩場にぶつかってしまいます。大きな岩場ではないので1段目のいわばを右から処理し、沢側へトラバースします。
 適当な所で懸垂の支点を取って斜めに懸垂していきます。まだ、滝を巻き切れていない気がしたのです。
 ロープが足りなくなります。セルフビレイをとって、あらたに支点を作ります。ここからは真っすぐ降りても大丈夫でしょう。
 沢には落ち口に近い所で戻れました。一つ目の支点から真っすぐ降りなくてよかったです。
 しかし、私は重大なポカをしていました。ハーネスを見るとエイト環をループに移すのを忘れていて、ギアラックに付いていたカラビナにかけたまま下降してしまったのです。焦っていたのか・・・、疲れていたのか・・・。
 ギアラックがもってくれた事と無事に降ろしてくれた山ノ神に感謝です。
 滝を越えると段々水量は減っていきます。
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 展望も広がってきます。会津の二子山や那須の山々、遠くの方まで今日はよく見えます。
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 稜線や空が近づいてきます。
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 「きみの容に切り取られた影」
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 田子倉湖も見えてきます。
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 浅草岳を望む木道の登山道に出ます。
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 その後、登山道でBBR号の待つ登山口に向かいます。
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 本当に心底疲れました。かなりお腹いっぱいです。
 さぁ!帰ろう。「その日が来たら」号を忘れずに回収です。
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◆タイム 10月15日 1基目の堰堤8:07-もかけ沢出合8:33-大滝1段目下11:25-大滝2段目上12:54-標高1000m付近幕場13:50  10月16日 幕場6:55-10m滝下8:05-10m滝上9:09-登山道10:35

◆地形図 「守門岳」「只見」